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ミニチュア高級車メーカー「ヘドリー・スタジオ」、米国投資により救済
ビジネス 4 days ago
英国を拠点とするミニチュア電気クラシックカーメーカー「ヘドリー・スタジオ」は、米投資銀行アイランド・キャピタル・グループ主導の取引により救済された。旧称「ザ・リトル・カー・カンパニー」だった同社は、財政難の後「プリパック経営」方式で売却された。2018年創業のヘドリー・スタジオは、ブガッティ・タイプ35など75万ポンド（約1.3億円）以上する名車の3/4スケールレプリカで名声を得ており、フェラーリやアストンマーティンといった高級ブランドとの提携で成長を遂げてきた。
今回の買収はヘドリー・スタジオの転換点となり、世界展開の加速が可能となる。ベン・ヘドリーCEOは「アイランド・キャピタルの投資が新規顧客開拓の鍵」と評価。同社は既に60カ国に500台以上のミニチュアカーを納品し、クラシックデザインと現代の電気技術を融合させている。アイランド・キャピタルのアンドリュー・ファーカス氏は「ブランドの急成長と、唯一無二の『走れる芸術品』を求める自動車愛好家の支持」を高く評価した。
新たな資金を得たヘドリー・スタジオは、高級ミニチュア車市場におけるリーダーとしての地位を強化する方針。「走れる芸術品」と称される同社の作品は、ノスタルジーと革新性を兼ね備える。歴史的車両の電気仕様再解釈への需要拡大を受け、アイランド・キャピタルの支援はブランドの将来性への信頼を示す。今回の取引は英国発の高級イノベーターの存続を保証するとともに、国際市場への道を広げるものだ。
