SpaceX、FAAの承認を得てスターシップ10号機の打ち上げ準備進める
科学 4 days ago
SpaceXはFAAの打ち上げ承認を得て、スターシップ10号機の最終準備を進めている。全長403フィートのロケットは、5月の失敗を受けて改良された燃料システムを搭載し、テキサス州スターべースから離昇する。技術者チームは地上試験で再現された不具合を受け、メタンタンクの欠陥があったディフューザーを再設計した。
今回の飛行では、スーパーヘビーブースターの着陸燃焼試験を実施するとともに、SpaceXの火星計画を前進させる。NASAは有人月面着陸機として予定されているスターシップの進展を待っており、成功すれば2026年に延期されていた軌道上燃料補給試験が加速する可能性がある。
SpaceXは5月の推進剤漏れ問題をディフューザー構造の強化で解決。FAAは調査終了を確認し、現行ライセンス下での10号機打ち上げを許可した。順調な試験実施により、6月の地上試験爆発を含む2025年の不振からの挽回が期待される。