紅茶からマイクロプラスチック検出:高級ブランドが最も深刻
健康 11 days ago
最新の研究で、紅茶からマイクロプラスチックが検出され、高級ブランドが最も深刻な汚染源であることが明らかになった。これらの肉眼では見えない微小なプラスチック粒子は、沸騰したお湯がプラスチック製の紅茶パックと接触する際に放出される。高級ブランドでは「絹のような」質感を出すためにプラスチックコーティングを多用しており、これが意図せず汚染を助長している。
バーミンガム大学の研究によると、熱い紅茶1リットルあたり平均60個のマイクロプラスチックが検出され、これは清涼飲料水の3倍に相当する。プラスチック内張りの紙コップ使用時には問題が悪化した一方、ガラス製カップでは曝露量が減少した。コーヒーやアイスティー、フルーツジュースにも微量ながらマイクロプラスチックが含まれていた。
世界保健機関(WHO)は現時点で明確な健康被害の証拠はないとしているものの、一部の研究ではマイクロプラスチックがホルモン撹乱や慢性疾患の原因となる可能性が指摘されている。専門家はさらなる研究を求めており、紅茶愛好家には抽出方法の見直しを推奨している。