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マヨルカ島で「笑気ガス危機」 観光客に発作や健康被害が多発
健康 8 days ago
笑気ガスとして知られる亜酸化窒素（ヒッピークラック）が、マガルフやパルマなどマヨルカ島の観光地で蔓延している。道路には使い捨ての銀色カートリッジが散乱し、業者がガスを詰めた風船を無防備な観光客に販売。当局は発作や記憶障害、生命にかかわる事例の急増を報告し、緊急サービスは「完全に制御不能」と表現。
現地のバーテンダーや元業者からは、観光客が泡を吹いて倒れたり、ハイ状態で頭部を強打して重傷を負うなどの恐ろしい体験談が相次ぐ。警察の取り締まりや罰金にもかかわらず、業者は低価格と若年層の需要を悪用し、野放し状態。当局は危機対応により強力な対策が必要と認める。
専門家は、亜酸化窒素が脊髄損傷や認知機能障害を引き起こす危険な物質だと警告。英国では使用が減少したものの、マヨルカ島での再流行は娯楽目的の乱用の危険性を浮き彫りに。自治体は警備員を増員中だが、この流行との戦いは終わっていない。
