ビットコインとイーサリアムETFの資金流入がFRBリスクの中でも市場信頼を高める
暗号通貨 4 days ago
ビットコイン(BTC)は8月16日に0.09%上昇し、117,631ドルで取引を終えた。米国のBTC現物ETF市場では2週連続で資金流入が記録され、8月前半にあった13億3,200万ドルの資金流出の大半が覆された。IBITは月初来10億ドル以上の資金流入を主導し、BTCの安定性を強化した。一方、イーサリアム(ETH)は0.41%下落したものの、ETF需要は堅調で、ブラックロックのiSharesイーサリアム信託は週間23億1,700万ドルの資金流入を集めた。
ETFの資金流れが広範な金融リスクを相殺する中、市場センチメントは慎重ながら楽観的だ。BTCは主要移動平均線を上回って取引され、強気トレンドを示しているが、勢いが鈍化した場合には11万ドルのサポートラインが重要となる。ETHも50日および200日EMAを大きく上回り、5千ドル到達を視野に入れる強さを見せている。アナリストは、75取引日中わずか4日間の資金流出しか記録せず、80億ドルの新規投資を集めたETHAの歴史的なパフォーマンスを強調している。
今週は暗号通貨市場にとって重要な週となる。マクロ経済データとFRBの政策決定がトレンドに影響を与える可能性があり、トレーダーはETFの資金流れ、テクニカル指標、世界的な金融動向を注意深く監視する必要がある。ボラティリティの中でもBTCとETHが示す回復力は、暗号資産に対する機関投資家の信頼が高まっていることを裏付けている。